【歯列矯正】プロローグ2/2
●2018年2月
実家に戻り、虫歯治療＋矯正ができるところを探していました。仮歯の美しさにだまされて治療モチベーションも下がり、ずるずると延びてしまいます。
調査に時間をかけてしまいましたが、その甲斐もあり、なんと矯正を54万ぽっきりでしてくれる医院を見つけます。
個人で経営なさっている歯科医院です。
星の数ほど歯科医院はあり、当然ピンきりですが、ここは最上級のピンだと思っています。信頼と尊敬をおくことになります。
一度ヤブ歯科医にあたってひどい目をみた経験もあるので、警戒心をもって診察に臨みました。
●三浦歯科医院
三浦歯科医院ともあって、受付にフランク三浦の時計があります。
所狭しと物が置かれていますが、設備周りはすごく効率化された配置です。
待ち時間は長いです。
待合まわりにある記事はとてつもなく古い感じがしますが、内容は感心できます。
蛍光灯は明るくてよいです。
一見すると乱雑だけど、よく考えればこれ以上ない最適配置、なるべくしてできあがった空間、という感じがします。
この不思議空間を作った三浦先生はThe理系科学者といった感じです。
言葉選びも器具の扱いも正直雑なように見えます。顔に水がかかるし器具ひっかかって痛いし、歯を入れるときは容赦ない痛みを伴います。
ですが、治療してもらった歯は完璧だし、会話の内容は明確で正確で無駄がありません。診察後に、判断も技術も正確なであったと毎回思わされ、充実感を覚えられます。
●2018年3月
虫歯治療をはじめます。
矯正自体は三浦先生ではなく、先生が紹介なさる医院で行われます。
三浦先生は歯の治療専門でした。
矯正方針について相談をした結果、より早く正確にできるワイヤーでの矯正のお勧めをうけました。
インビザラインを希望しましたが、ざっというと、あんなのは勧められないし、日本人には会わないから被害者が増えるだけだろうとの見解をいただきます。
ワイヤーでの矯正を行う場合、銀歯だと固定装置がつけられないため、最低でもセラミックにする必要があるようです。
なので、私の治療は2本の虫歯＋3本の銀歯をセラミックにしていただくことになりました。
仮歯ですが、はずした瞬間ものすごい悪臭と、マズイ汁がでます。
仮歯をなくしてから、寝起きの口臭が100%→20%に減ります。仮歯やっぱりダメ、ぜったい！
セラミックについて、上の歯は保険が利くようですが、下の歯は保険適用外だそうです。なんでよ！？
週1で診察いただけたので1ヶ月ほどで完治。
費用は7万ほどですが、相場からみれば非常に安いようです。完璧な仕上がりで、見た目を気にしない私が替えてよかったと感心するほど。
銀歯の付け替えをしてから、寝起きの口臭が20%→5%に減ります。銀歯の長期利用もダメ！
●カトウ矯正歯科医院
治療と並行して、矯正医院の紹介を受けます。
初回はレントゲンと問診。歯を抜きたくない･･･という私のわがままに応えた治療を行っていただけることになりました。
・きみは顎が出てるからまあ大丈夫そう、かな。歯を抜いたほうが早く綺麗にできるけどね！
・全体的にずれているわけではないから、まあ失敗はしなそう。歯を抜いたほうが早く綺麗にできるけどね！
・期間は1年半くらいかな。歯を抜いたほうが早く綺麗にできるけどね！
・もし治療途中でやっぱり抜きたくなったらすぐに言ってね、追加料金とかはとらないから。
ということで、歯を抜いたほうがいいのはいいようです。せっかくの提案ですが歯は命と同じと思っていて、今のところ抜く気はありません。。
また口が大きくなることにちょっとした憧れもあり、デメリットに感じていない感性もあります。
治療は54万ぽっきりで、振り込んでくれたら開始しますから、という話です。
受付嬢ですが、結構くせにある毒を吐きます。
院長の奥さんでしょうか。笑っていいのかいけないのか微妙なラインの毒はセンスにあふれていて面白いです。
●2018年4月
4月頭、2回目の診察です。54万の振込みをためらい続け、診察5分前に振り込みました。追加費用は診察代3,240円/3週のみ、矯正終了までかかります。
奥歯にセパレータという丸いゴムをいれます。
痛みはHPを100としたら常時5ダメージを受ける程度。
痛みより、磨ききれないために発生する臭いがつらい1週間をむかえます。
●2018年4月7日(日曜日）
3回目の診察です。セパレータから解放されます。
左奥歯のセパレータが切れていて、若干スキマ不足のようでしたが、
ワイヤーが装着されました。
10数年ためらいつづけた矯正が、あっという間に開始されました。
奥歯に装着する銀の輪がなかなか入らず、力づくで押した際に手元が滑り、口の中を3度切るアクシデントに見舞われます。血だらけで前途多難。
今後につづく。
